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 ファルカタとともに、
地球と暮らしのサステナブルな循環を。

早生樹「ファルカタ」について

ファルカタ(学名:Albizzia falcataria)は、マメ科の早生樹(そうせいじゅ)です。この1cmにも満たない小さな種には、環境を再生する大きな力と可能性が秘められています。ファルカタの森を育てることは、生態系の復元に寄与し、地球環境をより豊かにすることに繋がります。

原産地は、東南アジアのマルク諸島やニューブリテン島、ソロモン諸島などです。市場では「ファルカタ」や「アルバシア」、インドネシアでは「センゴン」の名で親しまれています。

インドネシアでは、合板や家具用集成材の主要な原材料として広く普及しており、特にジャワ島中部から東部のインド洋沿岸にかけて盛んに植林されています。また、地域の農民が畑の周囲や休耕地で植林することで、人々の暮らしを支える貴重な副収入源としても大きな役割を担っています。

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ファルカタの種子

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ファルカタの苗木

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ファルカタの成木

驚異的な成長スピードとCO2吸収力

ファルカタは植林からわずか7~8年で直径40~50cmの巨木へと成長します。この急速な成長過程において、多くのCO2(二酸化炭素)を吸収し、固定します。地球温暖化対策に大きく貢献する樹種です。

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大地を肥やす「根粒菌」の力

マメ科植物であるファルカタの根には、「根粒(こんりゅう)」と呼ばれる小さなこぶ状の器官があり、土壌微生物である根粒菌が共生しています。根粒菌は大気中の窒素を取り込み、植物の栄養素に変える「窒素固定」を行います。つまり、ファルカタは育つだけで大地を肥沃にし、周囲の生態系を豊かにする力を持っているのです。

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植林事業とアグロフォレストリー

地域とともに育つ森:植林事業の歩み

南海プライウッドは、木材を利用する企業としての責任を果たすべく、2006年よりカリマンタン島とジャワ島で植林活動を推進して参りました。現在はインドネシア東ジャワ州を中心に3拠点計26haで植林事業を展開しています。

ファルカタは、大気中のCO2を内部に固定したまま、私たちの暮らしを支える製品へと生まれ変わります。「成長、伐採、製品化」、そして再び「植林」へ。この「農耕型植林活動」は、貴重な天然林を枯渇させることなく、自然環境への負荷を最小限に抑えた、理想的な資源循環システムの形であると私たちは確信しています。

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バナラン植林地

クディリ県カンダガン郡バナラン村

2009年9月より植林、2019年8月より第2期目の植林

近隣住民から借地して植林を展開

9.8ha

ファルカタ7,135本
クランパヤン51本

当社がジャワ島で最初に展開した植林地です。
当時は、雇用機会を求めて多くの若者たちが都会へ流出し、土地が半休耕地のような状態になっていました。そこで当社は、住民の方々から10年間にわたり土地をお借りし、植林活動を開始いたしました。

施肥、植栽、下草刈り、枝打ちなどの管理や伐採作業にあたっては、土地所有者の方を優先しながら近隣住民を雇用しています。地域に働き口が少なかった中で、この事業は安定した雇用を生む大切な役割を担っています。

現在、この植林地は2期目を迎えました。これまでの経験を活かし、3×4mという広い植栽間隔をとって育成を行っています。一部のエリアでは、第1期目の伐採後の切り株から再び芽を出させる「萌芽(ほうが)」を活用しており、通常より1年ほど早く直径50cmにまで成長を遂げた個体も確認されています。

ルマジャン植林地

ルマジャン県チャンディプロ郡スンブルウル村

2011年4月より植林、2022年より第2期目の植林

自社工場に併設された植林地

10.2ha

ファルカタ1,037本
クランパヤン2,519本

当社の集成材生産の拠点である「ルマジャン工場」の敷地内に併設された自社植林地です。ジャワ島において、ファルカタは中部から東部のインド洋沿岸にかけて広く植栽されていますが、中でもルマジャン県はファルカタ材の一大産地として知られています。



 

当植林地ではファルカタだけでなく、クランパヤン(※)の植林も積極的に行っています。当社保有の植林地の中でも特に土壌が肥沃なエリアであり、樹木の成長が最も著しいのが特徴です。現在は「ルマジャン植林地」においても第2期目の植林が開始されています。
※クランパヤン:ファルカタ同様、成長が早く環境負荷の低い早生樹の一種。

ジョンボック植林地

マラン県ナンタン郡ジョンボック村

2011年10月より植林、2019年2月より第2期目の植林

土地を購入し植林を展開

8.3ha

ファルカタ4,684本

当社所有の自社植林地です。

当初は他の植林地と同様、地域住民の雇用創出を目的として、植林管理作業における積極的な雇用を行って参りました。

第2期植林を開始する際、地域住民の方々から「植栽の間のスペースを利用して耕作がしたい」との申し出を受けました。土地のポテンシャルを最大限に引き出し、地域住民にもさらなる恩恵をもたらすべく、現在は近隣住民約50世帯に植林地を開放し、樹木の間に農作物を植える「アグロフォレストリー」を実施しています。

その一環として住民の方々は育てる作物をファルカタの成長段階に合わせ、工夫しています。

ジョンボック植林地における
アグロフォレストリーの実践例

樹木の成長に合わせた作物の変遷

苗木を植林してから樹高が1〜2mに育つまでの期間は、その足元のスペースを活用し、唐辛子やエシャロット、ニンニク、落花生などを栽培します。



 

さらにファルカタが成長し、少しずつ日陰が増えてくると、作物をトウモロコシへと切り替えます。



 

樹高が4mを超え、立派な森へと近づく頃からは、日陰でも育ちやすい飼料作物の「ナピアグラス」を栽培。現在は多くの木が10mを超えていますが、木々の下には広大なナピアグラスの畑が広がり、地域住民の貴重な収入源となっています。

人と樹木が助け合う、共生のメカニズム

アグロフォレストリーには、単なる土地活用を超えた「相互成長」の仕組みがあります。まず、住民の方々が農作物のために行う「耕耘・下草刈り・水撒き・施肥」といった日々の手入れが、結果としてファルカタの成長を力強く促進します。



 

一方で、マメ科の樹木であるファルカタは、根に共生する根粒菌の働きによって大気中の窒素を「天然の肥料」へと変換し、土壌を通じて農作物の成長を助けます。



 

管理作業が木を育て、木の力が農作物を育てる。 このジョンボック植林地での実践は、まさに自然と地域社会が手を取り合う、理想的なアグロフォレストリーの形といえます。



 

私たちはこれからも地域の方々と協力し、この持続可能な循環を大切に守り続けて参ります。

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第2期植林が開始されたばかりのジョンボック植林地(2019年)

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トウモロコシと落花生の複合栽培(2020年)

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エシャロット栽培(2020年)

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植栽間に植えられたナピアグラス(2021年)

環境と人への取り組み

私たちは、製品の原材料や植林事業だけでなく、企業活動全体を通して持続可能な社会の実現を目指しています。

気候変動問題への対応を経営の最重要課題の一つと捉え、CO2排出量削減に積極的に取り組んでいます。

製造拠点における自家電力消費目的の太陽光パネルの設置や照明のLED化の推進など、CO2の排出量の削減に寄与する施策を推進しています。 また労働生産性向上と並行して、従業員の働き方改善や海外工場における交代制勤務制度の導入などに取り組んだ結果、従業員のワークライフバランスの向上だけでなく、事業活動に伴うエネルギー使用量の削減にも寄与しています。

こうした継続的な活動により、基準値(2020〜2022年度平均)と比較して、2023年度は12%、2024年度には16%の排出量削減を達成いたしました。

今後も、排出量を基準値比で継続的に5%以上削減した状態を維持することを目標に掲げ、さらなる環境負荷の低減と持続可能な経営を推進して参ります。

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志度工場事務所棟太陽光パネル

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各拠点の照明のLED化

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ライフワークバランスの向上と省エネの実現

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